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プロ野球版「今日は何の日?」
6月29日は……、 6月29日/1996(H8)年 乱闘で錯乱? 責任審判が「ヤクルトアトムズ」とアナウンス あの、“のび太”古田敦也でも、マジで怒るとけっこう怖い顔になるんだ。 神宮球場での、ヤクルトスワローズ対阪神タイガースの14回戦。 8回裏。バッターボックスに入っているのは古田。これに対して、タイガースの嶋田哲也の投球は、0-1のカウントから3球続けて古田の頭部付近を通過するという危なさ。頭上だったり、頭の後ろを通ったり……と、とんでもない所ばかりに来た。 フォアボールなのだが、さすがに古田も一塁へは歩かずに、バットを放り出してマウンドに歩み寄る。「お前、狙ったんかー? 狙っとんのやろー」。眼鏡の奥の目も、口も、そう言っている。 追いかけてきたタイガースの捕手山田勝彦が、嶋田と古田の間に立つ。 このあたりが、カーン!というゴングの音だった……古田は胸で山田を押す。山田、右パンチ! 古田の眼鏡がすっ飛ぶ。古田、首投げで山田に応酬。その後ろからトーマス・オマリー(このときはタイガースではなくスワローズの選手)が、かつてのチームメイトの山田にラリアットをかます! あとは、ドワァーっと両軍ベンチからたくさん出てきて大乱闘。6分間の中断。 「暴力行為で、原因をなしたふたりを退場にしました」と、田中俊幸三塁塁審(責任審判)が場内アナウンスして、古田、山田のふたりが退場処分となった(「原因をなした」のは嶋田の投球だと思うが、これは危険球とはならずにお咎めなし)のだが、このアナウンスのときに、田中さん、じつはまたとんでもない発言をしたのだ。 「ヤクルトアトムズの古田選手」 と4万の観衆にアナウンス! いくら田中さんの審判としての初出場が、1965年10月19日のサンケイスワローズ対阪神タイガース(神宮)だったとしても、もうアトムズがスワローズに変わってから22年も経っているというのに……。 9回表のタイガースの攻撃が始まる前に、球団名訂正の再アナウンスがあった。しかしこれまたド間抜け放送で、「そんなの言われなくてもわかってる!」である。 この試合、結局9-4でスワローズが勝って、対阪神戦12連勝。野村克也監督(このときはタイガースではなくスワローズの監督)は試合後、「あれが故意やなくて何を故意と言うんや。偶然というならプロの投手やない」とボヤいたのだが、翌30日になってセントラル野球連盟は、古田、山田両捕手にそれぞれ厳重戒告と制裁金10万円を科すとともに、真鍋勝巳球審に厳重注意。田中三塁審判に厳重戒告と制裁金3万円。また、審判の管理責任を問い、川島廣守セリーグ会長、渋澤事務局長、山本文男審判部長にも、それぞれ5万円、2万円、1万円の制裁金を科した。 でも、俺は「ヤクルトアトムズ」という響きが大好きだから、懐かしくってよかったけどね。(春) ★2009年の追加コメント アメリカの大リーグでは、「ターンバック・デイ」といって昔のユニフォームを着て、試合をする――というイベントがありますが、ここ数年、日本のプロ野球でも、主に交流戦のころのファンサービスとして、復刻ユニフォームでの試合が定着していますね(阪神タイガースの場合、1年中復刻しちゃってますけどね)。上の記事にもある、「ヤクルトアトムズ」。その復刻ユニフォームも、昨08年に神宮で実現。楽しませてくれました。ちなみに今年は、「国鉄スワローズ」の復刻ユニフォーム登場でしたが、あまりに古すぎて、ちょっとピンと来なかった! 王監督が南海ホークスのユニフォームを着ている姿は、私的にはとてもヘンで、あの“絵”だけで「矛盾」という言葉を説明できるようにも思いましたが、ヘンであることはおもしろいことでもあり、そういう意表を衝かれたサービスには、ファンは素直におもしろがるものです。
by sairyushakikaku
| 2009-06-29 11:24
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