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8月11日/1963(S38)年
村山、泣いて抗議で退場。打者0、登板1という珍記録。 後楽園での巨人対阪神戦。ダブルヘッダーの第2試合。首位巨人に16・5ゲーム差とつけられた3位とはいえ、第1試合を小山正明で落としているタイガースは、どうしても勝ちたい。 7回裏の巨人の攻撃は、1死で二、三塁。スコアは1-1の同点。阪神の藤本定義監督がマウンドに送ったのは、エースの村山実。この前日に、村山は巨人打線を8回までパーフェクトに抑える力投を見せ、2安打完封で3勝目を挙げている。必要とあればエースの連投もあった時代だ。 さてこの夜、急遽リリーフに立った村山が迎えたバッターは、代打の池沢義行。前夜も9回裏に代打で出てきて村山のパーフェクトを粉砕する右翼フェンス直撃のヒットを打っている男。カウント2-2から、村山と戸梶正夫の阪神バッテリーは、内角低めの速球で勝負した。「ボール!」と国友主審の判定に、マウンドを降りてきた村山が「どこを見とるんや」と猛抗議。激しい口調の抗議は退場を招き、藤本監督も血相を変えて抗議。 そこで村山は泣いた。号泣、悔し涙、男泣き。 ベンチから出てきた山本哲也捕手が抱き止めるなか、村山はなおもアンダーシャツの袖で流れる涙をぬぐって退場していった。――打者0、登板1という珍記録となった。(春) ☆2009年のコメント 野球規則では、投手は1人の打者との対戦が終わるまでは交代できない、ということになっていますが、これはその例外としての珍記録ですね。この1球が「ボール」であったために、打者池沢のボールカウントは、「2-3」。つまり、村山はまだ池沢との対戦を終えていないわけですね。で、この後、どうなったのでしょう? 試合はどちらが勝ったのか? 今度調べてみることにしましょう。
by sairyushakikaku
| 2009-08-11 14:13
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